2020/10/08 01:11:27
生きモノ。
これはトンビ。地元の人たちは「トビ」という。
翼開長、約1.5m

氷の上でも滑っているかのようで、
惰性でなく、流されるでもなく、自由に飛翔する。これもトンビ。
可能性や選択の余地すら少ない世の中で、
平等に与えられた、朝夕の光が届かなかったら、さみしいだろうな。

キラッキラな光景を描けなくても、
ゆっくりと息を吸って、頭の中まで酸素をめぐらせ、
睡眠とって、食事して、疲れたら休息し、
自覚的に生きようと思えば、躓くこともあるだろうけど、
生きるということは、その繰り返しなのだろうか、とか。
これも、それもトンビ。
「トンビ」よく見ないまま、カテゴライズだけして終わらせてしまう人間。

いくつもの季節を超えて築いたラポールや、
確信を与え続けてくれたモノでさえ、
いとも簡単に輪郭を残すことなく崩れ落ち、
根底から揺るがされることがある。かもしれない。
また一つ、
カテゴリーが増えてしまわないように。

振り返ると、一回り小さな子供のトンビ。
遠くからでもはっきりとわかる、くるんっとまん丸な目が、こちらを見てた。
人だったなら、まっすぐな視線の先にいるのは、
他には成り替われない存在。

本の中にいるあの鳥は、
もう一度、最後に空を見上げた時
灼けてしまいそうなぐらい大きな太陽みたいな星のもとに、
近づいていたなら嬉しいだろうかな。
これはトンビ。地元の人たちは「トビ」という。
翼開長、約1.5m


氷の上でも滑っているかのようで、
惰性でなく、流されるでもなく、自由に飛翔する。これもトンビ。
可能性や選択の余地すら少ない世の中で、
平等に与えられた、朝夕の光が届かなかったら、さみしいだろうな。

キラッキラな光景を描けなくても、
ゆっくりと息を吸って、頭の中まで酸素をめぐらせ、
睡眠とって、食事して、疲れたら休息し、
自覚的に生きようと思えば、躓くこともあるだろうけど、
生きるということは、その繰り返しなのだろうか、とか。
これも、それもトンビ。
「トンビ」よく見ないまま、カテゴライズだけして終わらせてしまう人間。

いくつもの季節を超えて築いたラポールや、
確信を与え続けてくれたモノでさえ、
いとも簡単に輪郭を残すことなく崩れ落ち、
根底から揺るがされることがある。かもしれない。
また一つ、
カテゴリーが増えてしまわないように。

振り返ると、一回り小さな子供のトンビ。
遠くからでもはっきりとわかる、くるんっとまん丸な目が、こちらを見てた。
人だったなら、まっすぐな視線の先にいるのは、
他には成り替われない存在。

本の中にいるあの鳥は、
もう一度、最後に空を見上げた時
灼けてしまいそうなぐらい大きな太陽みたいな星のもとに、
近づいていたなら嬉しいだろうかな。
