2011/09/28 07:13:11
6時間の写真教室。先生をやらせていただきました。
『写真教室をしてほしい』 今までいろんな人からお声をかけていただくことが
ありましたが、すべて断ってきた。
というか本音は逃げてきた。

お仕事で出会う方たちは、人前でプレゼンをしたり、時には先生をしたり、写真教室をしたり、
器用で多才な方が多い。
それに比べて、私。
普通のつもりなんだけど、天然らしい。人に教えるなんて、出来るかな? と、
けど、不思議と今回お声をかけて頂いた時に即答で
『私でよければ・・・』 オッケーしてしまった。
受けたからには、やらなきゃ!
まわりの方々にアドバイスを頂きながら、授業の準備。
説明内容をまとめてお助けノートをつくり、プレゼン用のソフトを使いスクリーンにて授業。
カメラの事からはじまり、技術的なこと、実践撮影までを、二日間で授業する!
想像よりも、時間はあっというまで足りないほど。
生徒さん達は、フードビジネス科の方達で
将来はお店を開いたり、経営者になったり、ディレクションなどを目差す。
生徒さん達の理解力が良くて、あたたかい方々ばかり、質問してくれたり、真剣に撮影まで取り組んでくれました。
実践の時間には 『これ角版で撮影してね!
』 『丸版・・・
』 『シズル感たっぷりでお願い
』など
生徒さん同士が写真用語を使い、
和やかな雰囲気!
そして、オッケーの写真はこちら!



なかなかイイでしょ!

(右下4つはKiiT撮影だけど、その他は生徒さん達が撮影。)
デジタルの一眼レフを持ってない方ばかりとは思えないほど。
6時間でここまで撮影できると、こちらまで嬉しくなる。
各自、小道具を持参していただき、レイアウトを考え、レンズの長さを決めて、絞りを決めて、
アングル決めて、ライティング、撮影。
もっと伝える事があったかなぁ・・・と思いつつ。
教えることよりも、教わることの方が多かった・・・。
そして、皆さん本日が卒業式。
『ご卒業おめでとうございます。』
『幸多き人生でありますように!今後のご活躍をお祈り申し上げます。』
K i i T
『写真教室をしてほしい』 今までいろんな人からお声をかけていただくことが
ありましたが、すべて断ってきた。
というか本音は逃げてきた。


お仕事で出会う方たちは、人前でプレゼンをしたり、時には先生をしたり、写真教室をしたり、
器用で多才な方が多い。
それに比べて、私。
普通のつもりなんだけど、天然らしい。人に教えるなんて、出来るかな? と、
けど、不思議と今回お声をかけて頂いた時に即答で
『私でよければ・・・』 オッケーしてしまった。
受けたからには、やらなきゃ!
まわりの方々にアドバイスを頂きながら、授業の準備。
説明内容をまとめてお助けノートをつくり、プレゼン用のソフトを使いスクリーンにて授業。
カメラの事からはじまり、技術的なこと、実践撮影までを、二日間で授業する!
想像よりも、時間はあっというまで足りないほど。
生徒さん達は、フードビジネス科の方達で
将来はお店を開いたり、経営者になったり、ディレクションなどを目差す。
生徒さん達の理解力が良くて、あたたかい方々ばかり、質問してくれたり、真剣に撮影まで取り組んでくれました。
実践の時間には 『これ角版で撮影してね!



生徒さん同士が写真用語を使い、


そして、オッケーの写真はこちら!




なかなかイイでしょ!



デジタルの一眼レフを持ってない方ばかりとは思えないほど。
6時間でここまで撮影できると、こちらまで嬉しくなる。
各自、小道具を持参していただき、レイアウトを考え、レンズの長さを決めて、絞りを決めて、
アングル決めて、ライティング、撮影。
もっと伝える事があったかなぁ・・・と思いつつ。
教えることよりも、教わることの方が多かった・・・。
そして、皆さん本日が卒業式。
『ご卒業おめでとうございます。』
『幸多き人生でありますように!今後のご活躍をお祈り申し上げます。』
K i i T
2011/09/08 22:54:48
本日の午前、丹波篠山にて米農家さんを撮影。
一年かけて取材する企画。 冊子の発行は来年の夏以降。
被写体は80歳をこえるおじいさんとおばあさん。
心を込めてお米を作られている稲刈りシーンの撮影。
パシャ
パシャ
パシャ

高齢の為、腰が90度近くまがっている。
「おじいさん急に腰が曲がってしもうてなぁ」おばあさんが笑顔で話し掛けてくださる。
お会いするまで背筋がピンと立ち田んぼの真ん中にて撮影。誰もが想像するショットを初めは頭に描いていた。
けれど、腰が曲っていることを忘れるほどの光ってる笑顔。
自然と冊子の読者には腰に気遣いをさせないようなトリミングをして撮影。
足元の土は、ゆるく歩きにくい中でレンズを真っ直ぐにみてくださり充分に撮影をさせていただいた。
「オッケー」を出した後に「稲の真ん中に入ろうか?」と稲をかき分けながら、真ん中のベストな位置にたってくださったおじいさん。
「腰も真っ直ぐやったら絵になるのになぁ」とおばあさん。
どうやら、お二人はエスパー? 「良いモノ(お米)をつくりたい。」
モノ作りをされていらっしゃるかたには、共通の想いが伝わる。
優しさに甘えてもう少しシャッターを切る。
顔には、笑顔の『足あと』がある。
深いシワ。けれど。しかめっ面のシワでない。生き方の勲章のようなシワ。
目は包み込むような優しさがあり、キッラキラ
一房、稲がおちていると大切に拾い上げモミの中へ入れるおじいさん。
帰り掛けには、稲刈り中にもかかわらず、運転席から下りてくださり、深くごあいさつをされる。まるでお米のような・・・。
人生の大先輩に恐縮、こちらも深く深くお礼。
お米以外にも、丹波の黒豆、さつまいも、やまいも、きゅうり、まくわうりを育てていらっしゃる。
お米以外の収穫は手作業。お水は機械で届かないところは、小さな用水路をせき止めジョウロで水を組む。
これを基本的にはお二人でされる。驚きっぱなしの K i i T

想像するだけで、重労働だぁ。
よく見ると、力を使わずに効率よく進められるように工夫がいっぱい!
紐でひっかけたり、台があったり。引きずって重くならないように台上げをされていたり。
そんなお二人をレンズ前にすると、足元が不安定な事をスッカリと忘れてしまった。
カメラ片手に靴がドロに埋もれて抜けなくなった。ピンチ

足を引き上げると、靴下のみの右足があがる。 「わぁ
」
靴下の足は泥の中へ真っ逆さま、引き抜き靴を履く。左足をあげると、またもやスッポリと。そして足首まで泥だらけ。
12時間後の靴。
この奥にはKiiTの靴下の 『足あと』 


来年には田植え姿を撮影させていただく。
今からお会いするのが楽しみだぁ。
おじいさんとおばあさんを見ていると改めて思った。
世の中で必要とされる役割があり、生き甲斐、やり甲斐を感じ、誇りをもつことが出来る人生ならいつまでも輝く事が出来るのだろう。
きっとそれが若返りの秘訣なのかなぁ?なんて
帰りは、クライアントさんの車の中をドロの匂いで充満させた。
「はっはっは・・・
」
一年かけて取材する企画。 冊子の発行は来年の夏以降。
被写体は80歳をこえるおじいさんとおばあさん。
心を込めてお米を作られている稲刈りシーンの撮影。
パシャ






高齢の為、腰が90度近くまがっている。
「おじいさん急に腰が曲がってしもうてなぁ」おばあさんが笑顔で話し掛けてくださる。
お会いするまで背筋がピンと立ち田んぼの真ん中にて撮影。誰もが想像するショットを初めは頭に描いていた。
けれど、腰が曲っていることを忘れるほどの光ってる笑顔。
自然と冊子の読者には腰に気遣いをさせないようなトリミングをして撮影。
足元の土は、ゆるく歩きにくい中でレンズを真っ直ぐにみてくださり充分に撮影をさせていただいた。
「オッケー」を出した後に「稲の真ん中に入ろうか?」と稲をかき分けながら、真ん中のベストな位置にたってくださったおじいさん。
「腰も真っ直ぐやったら絵になるのになぁ」とおばあさん。
どうやら、お二人はエスパー? 「良いモノ(お米)をつくりたい。」
モノ作りをされていらっしゃるかたには、共通の想いが伝わる。
優しさに甘えてもう少しシャッターを切る。
顔には、笑顔の『足あと』がある。
深いシワ。けれど。しかめっ面のシワでない。生き方の勲章のようなシワ。
目は包み込むような優しさがあり、キッラキラ

一房、稲がおちていると大切に拾い上げモミの中へ入れるおじいさん。
帰り掛けには、稲刈り中にもかかわらず、運転席から下りてくださり、深くごあいさつをされる。まるでお米のような・・・。
人生の大先輩に恐縮、こちらも深く深くお礼。
お米以外にも、丹波の黒豆、さつまいも、やまいも、きゅうり、まくわうりを育てていらっしゃる。
お米以外の収穫は手作業。お水は機械で届かないところは、小さな用水路をせき止めジョウロで水を組む。
これを基本的にはお二人でされる。驚きっぱなしの K i i T



よく見ると、力を使わずに効率よく進められるように工夫がいっぱい!
紐でひっかけたり、台があったり。引きずって重くならないように台上げをされていたり。
そんなお二人をレンズ前にすると、足元が不安定な事をスッカリと忘れてしまった。
カメラ片手に靴がドロに埋もれて抜けなくなった。ピンチ






靴下の足は泥の中へ真っ逆さま、引き抜き靴を履く。左足をあげると、またもやスッポリと。そして足首まで泥だらけ。





来年には田植え姿を撮影させていただく。
今からお会いするのが楽しみだぁ。
おじいさんとおばあさんを見ていると改めて思った。
世の中で必要とされる役割があり、生き甲斐、やり甲斐を感じ、誇りをもつことが出来る人生ならいつまでも輝く事が出来るのだろう。
きっとそれが若返りの秘訣なのかなぁ?なんて
帰りは、クライアントさんの車の中をドロの匂いで充満させた。
「はっはっは・・・

2011/09/01 23:05:41
郵便ポストをあけるのが楽しみで! またまた、あがりが届いてる。
本日のご紹介は

エイ出版社 128ページ フルカラー 書籍 2011年9月1日発行 「洋食の基本」
全国書店・セブンイレブンにて発売中!
キッチンツールというコーナーで 「レストラン菊水」さん P110~113の写真を担当させていただいております。

ひろーい厨房の中に一人料理をつくる料理長。(もちろん他にもスタッフさんはいらっしゃいましたが)
撮影ではキッチンツールを出していただいたり、ポーズを少しつくって頂く。
その間にも通常の業務、お客さまに出される料理をつくられる料理長。
動きは、やはりしなやか、そして笑顔。
撮影の仕事をしていると、たくさんの人に出会う。
いつも思う、上にゆけばゆくほど、みなさん優しくて、恐縮するほど腰が低い、
そして、裏面の強さが見え隠れする。
厨房にある包丁も道具達もかっこいい人のように見えてくる。
ミックス光
(蛍光灯の光、外光、ストロボ)大歓迎状態の厨房の中


自然光をメインにしてみたり、ストロボをメインにしてみたり。 あっち撮影、こっち撮影。
単純に、かっこよく見えるから、かっこよく写したい。
もちろん、はまらない時もある 「あれれ・・・。なんか違う?

・・・。」そんな時は時間があればライトを変え撮影。
撮影後は、またまた食べる。食べる。カメラマンの特権
ビーフシチューに、冷製クリームスープ、エスカルゴ、おいしかったぁ。ごちそうさまでした。

撮影裏話
撮影が終わると、現像処理をして、サーバーアップ納品なので、東京にもすぐに対応ができる。
この時代に生まれてきてよかったぁ・・・。
なのですが・・・。
先日、そのサーバーアップもメンテナンスや移行があり数日使えなくなる可能性が出た。
不安は敵中
編集からの電話「明日の朝に印刷会社に入稿するので朝までに・・・。
」
ちょうどサーバが使えなくなる日あたり。
朝にアップした後、ロケに出る。
もしもの時用に外から納品をする準備をしつつ、ダウンロード出来たんだろうか・・。
結果的には問題なく無事終了。ホッと
あらためて思う、
ほんの数年前、2003年アシスタント時代までさかのぼると、
フィルム撮影をして、現像所まで走って、1時間後に、あがりのポジを引取り、切って郵送にて納品。
フィルム撮影では、乳剤番号が変わる度に、フィルターのテストをして、ニュートラルにもどす。
なんだかんだと時間がたりなかった。
機材だって、今は4×5でなくて、一眼レフにて撮影できる。
光量もいらないので機材も少なくてすむ。
フィルムだってミックス光用に多種そろえなくていい。
今の時代でよかった。
一枚200円。ポラを切らなくてすむ。

シャッターの重み?
デジタルもフィルムも変わらないのは、
『後悔しないように撮影』情報量のつまった写真を撮る。妥協しないといけない時もあるけれど・・。
ちょこっとだけアシスタントの頃の写真。
休みになるとスタジオで苦手な商品撮影を練習していた。
ハイライトをどれぐらいの広さ?右?左?がキレイなのか?黒でしめる?何時間も見ていた。
人だと、わかるのだけど、商品は内面が見えてこないから難しくて・・・。
苦手克服、奮闘?


ポラを貼って情報を書く。露出倍数の計算とかもしてたなぁ。
写真は数学? 写真には計算がつきもの。
上の光、横、透過光、計算。トレーシングペーパーなのか、アクリルなのか、乳白なのか、使いわけたり。
生卵を撮影


「キタナイので失敗」 ポジの横に書いている文字。
卵の鮮度がわるく、どよ~ん。 光もイマイチで、酷くて、どよ~ん。

なつかしい・・・。
今も、アシスタントの頃も 「写真が上手くなりたい。」 気持は同じ。
これからも、きっと永遠のテーマ
脱線してしまったけれど、「洋食の基本」 是非ご一読ください。
K i i T
『洋食の基本』
こちらからお買い求め頂けます。


本日のご紹介は

エイ出版社 128ページ フルカラー 書籍 2011年9月1日発行 「洋食の基本」
全国書店・セブンイレブンにて発売中!
キッチンツールというコーナーで 「レストラン菊水」さん P110~113の写真を担当させていただいております。

ひろーい厨房の中に一人料理をつくる料理長。(もちろん他にもスタッフさんはいらっしゃいましたが)
撮影ではキッチンツールを出していただいたり、ポーズを少しつくって頂く。
その間にも通常の業務、お客さまに出される料理をつくられる料理長。
動きは、やはりしなやか、そして笑顔。
撮影の仕事をしていると、たくさんの人に出会う。
いつも思う、上にゆけばゆくほど、みなさん優しくて、恐縮するほど腰が低い、
そして、裏面の強さが見え隠れする。
厨房にある包丁も道具達もかっこいい人のように見えてくる。
ミックス光




自然光をメインにしてみたり、ストロボをメインにしてみたり。 あっち撮影、こっち撮影。
単純に、かっこよく見えるから、かっこよく写したい。
もちろん、はまらない時もある 「あれれ・・・。なんか違う?



撮影後は、またまた食べる。食べる。カメラマンの特権

ビーフシチューに、冷製クリームスープ、エスカルゴ、おいしかったぁ。ごちそうさまでした。


撮影裏話
撮影が終わると、現像処理をして、サーバーアップ納品なので、東京にもすぐに対応ができる。
この時代に生まれてきてよかったぁ・・・。
なのですが・・・。

先日、そのサーバーアップもメンテナンスや移行があり数日使えなくなる可能性が出た。
不安は敵中

編集からの電話「明日の朝に印刷会社に入稿するので朝までに・・・。

ちょうどサーバが使えなくなる日あたり。
朝にアップした後、ロケに出る。
もしもの時用に外から納品をする準備をしつつ、ダウンロード出来たんだろうか・・。
結果的には問題なく無事終了。ホッと

あらためて思う、
ほんの数年前、2003年アシスタント時代までさかのぼると、
フィルム撮影をして、現像所まで走って、1時間後に、あがりのポジを引取り、切って郵送にて納品。
フィルム撮影では、乳剤番号が変わる度に、フィルターのテストをして、ニュートラルにもどす。
なんだかんだと時間がたりなかった。
機材だって、今は4×5でなくて、一眼レフにて撮影できる。
光量もいらないので機材も少なくてすむ。
フィルムだってミックス光用に多種そろえなくていい。
今の時代でよかった。
一枚200円。ポラを切らなくてすむ。



デジタルもフィルムも変わらないのは、
『後悔しないように撮影』情報量のつまった写真を撮る。妥協しないといけない時もあるけれど・・。
ちょこっとだけアシスタントの頃の写真。

ハイライトをどれぐらいの広さ?右?左?がキレイなのか?黒でしめる?何時間も見ていた。
人だと、わかるのだけど、商品は内面が見えてこないから難しくて・・・。




ポラを貼って情報を書く。露出倍数の計算とかもしてたなぁ。

上の光、横、透過光、計算。トレーシングペーパーなのか、アクリルなのか、乳白なのか、使いわけたり。




卵の鮮度がわるく、どよ~ん。 光もイマイチで、酷くて、どよ~ん。



今も、アシスタントの頃も 「写真が上手くなりたい。」 気持は同じ。
これからも、きっと永遠のテーマ

脱線してしまったけれど、「洋食の基本」 是非ご一読ください。
K i i T
『洋食の基本』
こちらからお買い求め頂けます。



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